レトルトパウチのヒートシール検査

目視や手押し検査では難しかった充填後の全数検査を可能に

概要

ターゲット

食品メーカー

背景

昨今の信頼性・安全性への意識の高まりから、包装容器の製造現場では厳格な品質管理が求められています。特に、レトルト食品の充填工程で発生するシール不良の検査に課題を抱えており工程改善を行いました。

対象ワーク

アルミパウチなどの包装容器
[画像]アルミパウチなどの包装容器

課題は不良の見逃しの多さ

食品の不良流出によるクレーム発生を防止をするためには全数検査を実施する必要があります。従来の検査は目視によるものですが袋の素材や色や形によっては不良を見逃す可能性があります。また、人手不足が深刻な問題になっている昨今、作業員の確保と人件費高騰が大きな課題です。

課題

従来の作業員の目視によるヒートシール検査では見逃しが多くこのままでは不良流出の恐れがある

ポイント

  • 不透明な袋は不良検出が困難
  • 作業員に依存する検査精度
  • 人手不足や人件費高騰

従来の方法

[画像]従来の方法

小型超音波センサーで解決

圧倒的な検出能力で、目視検査では見逃す可能性が高いヒートシール不良の検出を行います。超音波センサーが外から見えないシールの剥離を直接検知するため、人為的ミスが発生しません。既存設備に組み込むだけで全数検査が可能となり品質保証の観点でも安心して納品できます。

解決

超音波センサーを各工程に組み込むことで、充填直後のパウチを精度良く全数検査可能に

ポイント

  • 超音波の透過で剥離を直接検知
  • 全数検査による品質保証
  • 不良流出リスクの低減

ソリューション

1mm以下の超音波ビームフォーカス技術
[画像]ソリューション

システム例

[画像]搬送工程で検査する 充填工程で検査する