金属板の接着・ろう付け面積検査
これまで検査が難しかったろう付け部品の溶着不良を検出
概要
ターゲット
接着部品メーカー背景
昨今の信頼性・安全性への意識の高まりから、金属板の接着・ろう付け部品の製造現場では厳格な品質管理が求められています。しかし、全数検査が可能な手法がないまま量産を行っているのが現状です。対象ワーク
金属板の接着・ろう付け部品
課題は検査方法がないこと
これまで板材のろう付け部品は全数検査の手法がなく、工程管理とX線CTによる不良解析に頼っていました。そのため不良流出のリスクを抱えながらの生産となり、万が一の不良流出時には多額のロスコストが発生していました。
課題
全数検査の手法がなく、不良流出の恐れがあるポイント
- 工程管理だけでは見逃しが発生
- 外観からは不良と判断できない
- 不良流出時のロスコストが大きい
従来の方法
工程管理のみ
超音波センサーで解決
非接触空中超音波センサーが長年の課題を解決しました。超音波検査を導入するメリットは、剥離検出に最も適した原理を応用した圧倒的な検出能力にあります。超音波センサーが外から見えない部分の剥離を直接検知するため人為的ミスが発生しません。
解決
超音波センサーをXYスキャン装置に搭載することで、これまで難しかった大面積の板材に点在するろう付け部の全数検査が可能にポイント
- 超音波の透過で剥離を直接検知
- 全数検査による品質保証
- 透過量を見るだけの高速検査
ソリューション
1mm以下の超音波ビームフォーカス技術
システム例
